amazon在庫保管手数料の確認方法とは?【長期在庫保管手数料を低減するための対策とコツを大公開!】

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こんにちわ、ひゆんです。

amazonのFBAを利用して販売していく場合、「在庫保管手数料」がかかってきます。

また、保管期間が長期に渡った場合「長期在庫保管手数料」というものがかかってきます。

長期在庫保管手数料は、保管状況に応じて手数料が加算される仕組みです。

利用するにあたり、手数料は気になるところでしょう。

そこで、本記事では以下の内容の疑問点を解消します。

  • 在庫手数料の計算方法
  • 在庫保管手数料の確認方法
  • 長期在庫保管手数料を低減するための対策

少しでも手数料を削減するための対策を紹介しているので、参考にしてください。

amazonの保管手数料とは

amazonは、フルフィルメントセンターにて出品者の在庫が占めるスペースに対し、在庫保管手数料が請求されます。

月額保管手数料はFBAのポリシーと要件に従い梱包されます。

出荷準備完了になっている商品サイズに基づく1日の平均容量により計算されています。

手数料は商品の「サイズ」や「時期」によって変わります。

危険物の分類になった在庫は、別料金表から手数料が請求されることもあります。

FBA倉庫に保管するのに必要

FBAとは仕入れた商品をamazonの倉庫に送り、それ以降の作業をamazonが代行してくれるサービスのことです。

FBAを利用すると、FBA倉庫に出品者の在庫が保管されます。

そのスペースに対してかかる手数料が、FBA在庫保管手数料です。

amazon倉庫で在庫として保管している場合は、場所代として手数料を支払わなければなりません。

在庫保管料は、商品のサイズから導き出された料金が日割りで計算されます。

FBA在庫保管手数料はいつ請求されるの?

手数料は商品販売ごとではなく、毎月7日から15日の間に、前月分の在庫保管料が計算されます。

基本的には、7日にAmazonセラーセントラル内で確認できます。

実際に請求されるのは、次の決算時のタイミングです。

FBA在庫保管手数料の料金体系は?

FBA在庫保管手数料の料金は、商品サイズと保管日数に応じた料金体系となります。

すべての商品の寸法を発送できるように梱包された状態で測り、フルフィルメントセンター内で出品者の在庫が占めるスペースに対して費用が発生する仕組みです。

ただし、FBA在庫保管手数料は、商品の「タイプ」、「サイズ」、「時期」によって異なります。そのため、自分が取り扱う商品タイプから料金を確認しなければなりません。

手数料を確認する場合は、以下の項目をもとに計算しましょう。

サイズ区分 梱包された商品の商品重量、商品サイズ、容積重量に基づく
保管時期 買い物のピークシーズンに基づく、年間の時期により異なる
商品の容量 出荷準備中になっている商品のサイズの測定値。保管手数料は立方フィートで計算される
1日の平均ユニット数 1日の平均スペース使用量に基づいて計算される
危険物の分類ステータス 危険物納品プログラムのみ販売可能な商品は、特別な取り扱いとなる

amazonの在庫保管手数料は、これらの商品タイプやサイズ、時期により1日あたりの平均スペース使用量にもとづいて1ヶ月分計算されます。

amazonのFBA在庫保管手数料の確認方法

FBA在庫手数料レポートは、amazonのセラーセントラルのページから確認できます。

amazonセラーセントラルのトップページからレポートを開き、フルフィルメントのページにいきます。

開くと、左側に下記のような「支払い/ペイメント」のメニューが表示されます。

支払い/ペイメント項目の下にある「在庫保管手数料レポート(月次)」を開きましょう。

開くと、在庫保管手数料のレポートが確認できます。

月ごとのレポートに分かれているので、確認したい月を選んでください。

レポートは、csv形式でダウンロードできます。

「.csv 形式でのダウンロードをリクエスト」というボタンがあるので、クリックするだけで簡単にレポートがダウンロードできます。

amazonの料金シミュレーターで手数料が簡単に計算できる

FBA料金シミュレーターを利用すると、簡単に手数料を算出できます。

在庫保管手数料だけではなく、amazonで販売を行うときにかかる手数料のすべてを自動で計算してくれます。

FBAを使って初めてamazonで販売を行う人は、事前にシミュレーターを使って準備しましょう。

FBAシュミレーターの使い方は簡単です!

シミュレーターを開き、商品を検索します。

ASINやJANコードを入力すると、正しい商品を検索できます。

それではシュミレーターを使って、インクの手数料を計算していきましょう。

 

計算ボタンをクリックします。

すると、「在庫保管手数料」の箇所に2円と表示されます。

これがインク1つあたりの在庫保管手数料になります。

商品サイズの区分によって料金が変わるとお伝えしたように、サイズが小さいものは保管手数料が安くなるのがわかりますね。

たまに、サイズに対して保管手数料が僅かに一致していない場合があります。

それは、商品サイズではなく梱包サイズで料金を計算しているからです。amazonの計測結果に従いましょう。

もしも明らかに誤差がある場合は、テクニカルサポートへ連絡してください。

amazon在庫保管手数料で注意すること

amazonの在庫保管手数料では、2つ気をつけたいことがあります。

  • 特別なカテゴリーの保管手数料
  • FBA長期在庫保管手数料

通常の在庫保管手数料以外にも、amazonにはかかる手数料があります。

予め確認しておくことで、手数料の算出ミスや予想外のコストをかける心配がありません。

特別なカテゴリーの保管手数料

FBA倉庫で保管する際、一般的な商品と異なる特別なカテゴリーの商品は、保管手数料の計算方法が異なります。

具体的に当てはまるカテゴリーは、以下の3項目です。

・大型商品
・危険物
・高価な商品

大型商品は、家具や大きな機器などが対象となります。他の商品と比べて保有するスペースが大きくなるため、大型商品のサイズに応じて保管手数料が決まります。

危険物は、取り扱いに免許がいるものが主です。保管にコストがかかるため、その分通常商品よりも保管手数料が高くなります。

最後に高価な商品は、ブランド品や宝石などの慎重に取り扱わなければならない品です。保管にリスクを伴うため、高価な商品を取り扱う際はFBA倉庫に保管しない方がよいでしょう。

FBA長期在庫保管手数料

amazonに納品している日数が365日を超えてしまうと、保管している商品に手数料が加算されます。

この手数料を「FBA長期在庫保管手数料」といいます。

保管しているメディア商品以外の在庫に(10㎝×10㎝×10㎝)あたり17.773円の手数料がかかります。

また、2023年4月15日より保管期間が271~365日の在庫に対して6.096円加算される仕組みとなりました。

そのため、365日を超過すると23.869円が加算されるということです。

長期在庫保管手数料を支払うと、利益が少なくなってしまいます。

長期間保管され続けている在庫を確認するために、amazonでは長期在庫保管手数料の課金対象となる商品をチェックできるようになっています。

在庫一掃チェックといい、年に2回決まった日付に行われるものです。

【在庫一掃チェックの日】
・8月15日
・2月15日

23.869円(1000cm3あたり)もしくは1商品あたり10円の大きい方

メディア商品については1点あたり10円が加算されます。

毎年この日は忘れず、自分のFBA在庫の状況を確認するようにしましょう。

利益を多く残していくためにはコストの削減が欠かせません。

売上を伸ばすことも大切なことですが、余計なコストをかけないために、仕入れた在庫をなるべく早く売ってしまうことが大切です。

長期在庫保管手数料が課金されないために

amazonでは、滞留期間の長い在庫があるASINを調べることができます。

①amazonセラーセントラルトップページの「レポート」を開く
②フルフィルメントの在庫の項目から「表示を拡大」
③「在庫の保管日数レポート」に進む

ダウンロードの項目から「.CSV形式でのダウンロード」をリクエストします。

ダウンロードすると、各ASINごとの日数・在庫数などが確認できます。

定期的に確認しておくと、長期在庫保管期間に入る前に対策できます。

amazon長期在庫保管手数料を低減するには?

それでは実際に、amazonの長期在庫保管手数料を低減するための対策方法を解説します。

手数料を低減するには、以下のどちらかの方法を試しましょう。

・商品をFBA倉庫から返送する
・商品の所有権を破棄する

どちらの手段をとっても、返送や破棄をするための手数料はかかります。

しかし、長期保管手数料を取られるよりも、返送や廃棄の手続きをした方が断然安くなります。

返送・廃棄の方が手数料が安い

返送・破棄する場合も、保管手数料と同じく商品によってかかる手数料は異なります。

あらかじめ自分の商品の手数料を確認しておきましょう。

(標準サイズ)
返送 : 51円
廃棄 : 10円 

(大型サイズ)
返送 : 103円
廃棄 : 21円

引用: Amazonヘルプ(FBA在庫の返送/所有権の破棄 手数料)

基本的には、返送よりも廃棄の方が手数料が安くなります。

返送だと、amazonから出品者に届けるための配送料がかかるためでしょう。

ご自身の商品によって、どちらを選択するかは状況に応じて判断してください。

返送・廃棄依頼方法について

FBA在庫の「返送・廃棄」依頼の方法は、amazonセラーセントラルの「在庫タブ」から「在庫健全性管理」をクリックします。

すると、下記の画面が出てきます。

保管日数の状況に応じて返送・廃棄依頼を行っていきましょう。

返送・廃棄したい商品が見つかったら、下記のようにプルダウンして「返送/所有権の放棄依頼を作成」から手続きを行います。

返送の場合は、返送先・返送在庫数などを入力すれば完了です。

廃棄する場合は、廃棄を選択して個数を入力すれば完了です。

返送・廃棄依頼の手続きは以上です。

手続きがきちんと行われているかどうか確認したい場合は、以下の手順で状況を確認できます。

①amazonセラーセントラル→レポート → フルフィルメントをクリック
②左側項目一覧の「返送/所有権の放棄依頼の詳細レポート」をクリック

③依頼番号の入力、もしくは検索期間を指定し「レポートを生成」をクリックします。

すると下記のような画面が出てきます。

商品を間違えてしまって依頼キャンセルを行いたい場合は、「保留中」に限り依頼キャンセルが可能です。

ステータスが「処理中」の場合は、依頼のキャンセルはできません。

返送・廃棄依頼をする際は、必ず商品や個数が間違っていないか入念に確認しましょう。

返送依頼をかけた商品の発送が完了した場合、ステータスが「完了」に切り替わります。

まとめ

今回は、amazonの在庫保管手数料について解説しました。

手数料は1つの商品に対して金額が小さいので、あまり気に留めず放置してしまいがちです。

しかし、積み重なると大きな損失を招くことになりかねません。

物販ビジネスでは、コスト削減を意識して、より利益を多く残すことが一番重視したいポイントです。

本記事を参考に、手数料を確認して損失を防ぎましょう。

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