中国輸入を始めるには初期費用はどのくらい必要なのか?【実体験を交えて解説します】

中国輸入

こんにちわ、ひゆんです。

今回は中国輸入を始める際、最低、どのくらいの『初期費用』が必要なのか?という内容を解説します。

実際に僕が取り組んでいる中国輸入OEMは、中国で仕入れた既存品に、ブランドタグを付けたり、セット品として販売する『簡易OEM』と、いうやり方です。

まず始めに、中国輸入に取り組む場合は、せどりや転売と違い、仕入れ以外にも、たくさんの費用がかかってきます。

中国輸入ビジネスは、個人で仕入れることができないので、中国代行業者を使って、『仕入れ〜納品』までの作業を依頼するという流れになります。

そこで、経費が掛かってくるのですが、
例えば、『代行手数料』や『国際送料、関税』などがあります。
では、これから詳しく各項目ごとに解説していきます。

中国輸入代行手数料

代行手数料は以下の内容が挙げられます。
・国際送料
・中国送料
・検品作業
・タグ取り付け
・タグ取り外し
・通関手数料

大体、代行業者に依頼すると、これらの各項目の手数料が掛かってきます。

もし、事務所や自宅などに発送してもらって、検品やタグ付けなど、ご自身でおこないたい!という方は『検品やタグ付け、取り外し』などの手数料は掛かりません。

代行業者は一般的に無料で利用できますが、有料のプランを用意している所もあります。

無料との違いは、有料の場合は月額が掛かる代わりに、手数料が無料の場合などが挙げられます。

代行業者によって、手数料や月額費用が変わってきます。

メリットとして、毎月商品数を多く仕入れる方や本格的にOEM製造を依頼するとなると、間違いなく有料で利用する方が、お得になります。
まず、初心者の方は無料で充分です。

ちなみに僕が利用している代行業者は『タオタロウ』という会社です。

本当に本当にお勧めです。

タオタロウをお勧めする理由として、別記事に書いていますので、ぜひご覧下さい。

/https://hiyun.jp/import-agency/

次に、『国際送料』や『中国国内送料』ですね。

中国国内送料は、仕入れをする工場から、代行業者に発送する送料になります。

国際送料は、中国から日本に発送する送料ですね。

※こちらも代行業者によって、料金が変わってきます。

船便なのか、航空便か、など選ぶことができますので、自分に合ったプランを選んで下さい。

例えば、輸送方法によって到着日や送料なども変動してきます。
また、国際送料は重量によって変わってきます。

(以下は国際送料の計算式になります)
↓↓

容積重量(kg)=縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷5000(もしくは6000)(㎤/kg)
で計算される重量のことです。

例えば、10kg、50(cm)×50(cm)×50(cm)の荷物の場合、容積重量は25kgとなります。

この場合、どちらか重いほうの25kgが重量として採用されます。

船便と航空便があるのですが、航空便の方が日本への到着日が早いのでお勧めです。
(5-10日程度で届きます)

船便のメリットは、航空便に比べて到着するまで日にちが掛かりますが、重量が大きいものや量がたくさんあれば、船便の方が安くなります。

そして、検品作業とブランドタグ取り付けなどは、必ず依頼して下さい。

中国輸入品は、日本に比べて粗悪品の数が多いので仕方ありませんが、これは日本人との環境の違いや考え方が原因です。

もちろん、中国代行業者はしっかりと日本基準を考えて細かな検品に取り組んでいます。

検品基準は代行業者が担当するのですが、品質に関しては、工場によってかなり差がでてきます。

もし、検品依頼せずに日本で販売した場合、粗悪品の理由でクレームなど受けることになりかねます。

その為、経費になってくるのですが、(オプション検品)は必ず必要になります。

通関については、荷物の検査を受け、輸出入の許可を得て税関を通過することができなければ、商品を販売することができませんので、必ず掛かってくる経費になります。

ブランドタグ取り付けに関しては、Amazonのプラットフォームでオリジナルブランドとして販売する為には必要不可欠です。
また、ブランドタグを付けることで得られるメリットはライバルの相乗り対策になります。
ブランドの商標権を取得していなければ、完全に相乗り対策はできませんが、ブランドタグだけでも効果は絶大です。


自社で製造していないノーブランド品に対し、何らかのオリジナル性を加え独自のプライベートブランド品として出品する際は、以下
の事項をお守りいただきますようお願い致します。
1)衣類に関してはブランド名が記載されたラベルを商品に縫い付けている。又は、ブランド名が記載されたタグを糸・チェーン・タグ
ピンなどでつけている。小物に関しては商品又は商品パッケージにブランド名の印字または刻印(以下、総称して「印字」)があ
る。又は、ブランド名が記載されたタグを外装箱またはパッケージに同梱する。
2)が明確に確認できる画像を登録する。
※画像の登録が無い場合でも強制的に商品が削除されることはありません。ただし、独自性を主張する場合は画像の登録が必
要です。
上記の条件を満たしていない商品はすべてノーブランド品としての出品となりますので、ご注意ください。また、ノーブランド品の商品
名には必ず、 (ノーブランド品) と記載してください。

セラーセントラル(商品登録規約より引用)

ブランドタグ作成はどこで、依頼しているのでしょうか?
という質問ですが、僕は「アドプリント」という印刷会社からネットで依頼しました。

他にも、色々な印刷会社がありますので、ご自身のお好きな所で良いと思います。

ココナラなどでも手軽にできますよ。

ロット枚数は多くなる程、安価で依頼ができます。

僕は500枚単位で(税込3430円)で作成することができました。

1枚7円くらいです。

最初は日本で作成して、データは残るので、後は代行業者に依頼して中国で作ってもらいましょう。
その方が更に安くブランドタグを作ることができます。

ブランドロゴのデータは、知り合いに頼んで作成してもらったので、3000円くらいでした。

料金もデザイナーによってピンキリです。

サンプル発注

では、ここからはサンプル発注に掛かる経費について解説します。
もちろん、サンプルの取り寄せにも送料など手数料が掛かってきます。

となると、サンプルと本発注をしなければならないので、資金に負担が掛かってきますが、サンプル品が良ければ在庫追加することができます。

なぜ、本発注の前にサンプル品を、
仕入れなければならないのでしょうか?

必ず、サンプルを発注する必要はないですが、
その理由として、上記に挙げた粗悪品などもありますが、全ては品質確認の為です。

品質で決まると言って良いほど、サンプル確認は大切な作業になります。

特にデザインと品質が良ければ、お客様から評価の高い商品レビューもいただけますし、何より長期的に販売する事ができます。

(実際にいただいたレビューはこちら)

必ず、サンプル発注はした方が良いと思います。
一般的にサンプル品の発注数の目安は、品質を確認できれば良いので、1つで問題ありません。
(あくまで、品質確認の為なので)

例えば、バリエーションなどがある商品は、各カラバリを1種類づつ仕入れることで、それぞれ色を確認できます。

そうすることで、想像していたカラーと違った、イメージが全く違うなど、実感すると思います。
そのような商品は、その工場では発注をするのを、辞めておきましょう。

サンプル発注では、オプション検品やタグ付けは必要ないので、発注のみ依頼をかけましょう。

実際にサンプル発注で掛かった費用は以下の通りです。

人民元レートを参考に計算して下さい。(約TTS+0.5円)中国の現在の為替レートは17元です。

単価に表示されている表記は(日本円)ではなく(中国レート元)なので、現在のレートを掛けた物が仕入れ価格になります。

サンプル品の仕入価格は6154円程でした。

本発注仕入れ

サンプル品を確認して、品質、デザイン共に販売しても問題なそうであれば、本発注に進みましょう。

本発注では、サンプルと違って発注数量を増やし、『オプション検品』や『タグ取り付け、タグ取り外し』など必要になりますので、1番資金が必要になってきます。

本発注と手数料などに、掛かった資金は以下の通りです。

商品代金: 50220円
手数料:4590円
中国国内送料:2648円
国際送料:21420円
通関:68円
合計:78946円

各項目を全て含めて大凡、 78946円程の初期費用がかかりました。

あくまで目安なので、人それぞれ発注数も違えば代行業者も変わってくるので、一概に言えませんが、大体このくらいの資金が仕入れの際に必要になりました。

商品ページ画像作成

そして、最後に商品ページで使う、画像作成の費用がかかってきます。

オリジナルブランド販売は、カタログを新規で作成していくので、もちろん、ご自身で販売画像を用意しなければなりません。

ここで、デザイナーに画像作成を募集するのですが、以下のサイトが挙げられます。

ランサーズ
クラウドワークス

ぜひ、デザイナーさんに募集をかけて依頼していきましょう。

デザイナーさんによって、費用も変わってくるので、まずはお試し価格で作成してくる方も多いので、依頼されてみて下さい。

商品力あってこそですが、成約率のほとんどが「商品画像」で決まるといって良い程、重要な部分です。
Amazonのプラットフォームでは、メイン画像は「白抜き」という決まりがあります。

たかが、白抜き画像ですが、メインの見せ方で売上に差がでてきます。

Amazonの商品画像では、『メイン白抜き画像1枚』、『サブ画像6枚』の、合計7枚で商品画像を作成していきます。

僕は『商品画像7枚』+『紹介コンテンツ画像』を作成してもらっていますが、合計で8000円です。

かなり安い方だと思うので、目安として参考にしていただければと思います。

最後に内容をまとめますと、中国輸入簡易OEMは『仕入れ費用』と『代行手数料や画像作成費』を合わせますと、合計で 103251円 程の資金がかかりました。

『サンプル、本発注分』や『手数料』などをトータルで計算した場合の費用は以下の通りです。

・代行手数料(検品やタグ付けなど)
4590円
・通関150円程度
・国際送料:27780円
・中国国内送料:3077円
・サンプル品:6154円
・本発注:50220円
・画像作成:8000円
・ブランドタグ作成:3430円

僕は、4商品を本発注したので、50220円になりました。


初心者の方は、いきなり何種類も出品するとリスクが大きいので、まずは1商品からチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また、仕入れた商品の売れ行きが良くて、再発注すると更に資金が必要になってきます。

更に販売後は『広告運用』をおこなう必要もある為、広告費もかかってきます。

初心者が『中国輸入簡易OEM』を始める際の初期費用は、30万くらいあれば良いと思います。

・仕入れ資金10万
・再発注に必要な資金は余裕を見て10万
・広告費に10万

このくらいの感覚を、目安にしていただけると、余裕を持って始めやすいかと思います。

もちろん、10万円からでも取り組む事はできますが、在庫発注や広告費を考慮すると、資金が厳しくなると思います。

なぜ、中国輸入OEMを販売していく場合は、『広告出稿』が必要なのか?という理由は、以下の記事を参考にしていただければと思います。

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こんにちは、ひゆんです。今回の記事も、OEMで大活躍されているTasさんのYouTube動画タイトル、『AmazonOEMを楽にするある一つの考え方』という内容を元に、記事を解説します。では、どうすればAmazonOEMを楽...


ぜひ、今回の内容が皆様のお役に立てれば幸いです

では、本日の記事は以上になります。

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