こんにちは!ひゆんです。
中国輸入で利益を多く残していく為には輸入にかかってくる経費の削減です。
そこで、「船便・航空便」など状況に応じて使い分けることが必要です。
今回は国際発送の選び方や安くする工夫などをお伝えします。
本記事でわかること
・国際送料の計算方法について
・到着日数はおおよそどのくらいかかるのか
・船便と航空便のメリット・デメリット
船便と航空便では、それぞれ到着日数も違えば、配送料も異なってきます。
国際発送とは
国際送料は代行業者によって同じ発送方法でも金額が変わってきます。
一般的に多い国際配送方法は以下のとおりです。
・OCS
・EMS
・FEDEX
・DHL
・佐川急便
こちらは大体の代行業者で取り扱っているでしょう。
(OCS)
OCS とは国際部流サービスとなります。
OCS で発送する際は、一般的に代行会社を経由して利用することになります。
荷物の重量が重くなる程、安くなる傾向があります。
(3〜5 日程度で到着)
容積重量計算式:容積重量(kg)=縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000(cm³/kg)
(EMS)
EMS は航空便の代表的な配送方法の一つです。
実際に使ってみるとOCS と比べてEMS の方が料金が高いと感じました。
それ程、メリットが感じられないので、僕は航空便の場合はOCS での発送一択でおこなっ
ています。
(3〜5 日程度で到着)
容積重量計算式:容積重量(kg)=縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000(cm³/kg)
(DHL、Fedex、佐川急便)
FedEx とDHL、佐川急便はどちらも国際宅配便の代表的な発送方法です。
集荷から宅配まで輸送することによって平均で2~5 日、エリアによっては最短で翌日配送
が可能なのが国際宅配便です。
「FedEx」と「DHL」の送料は、送り先や「サイズ・重量」などによって変わってくるため、
DHL だから安い、Fedex だから高いと言ったことはありません。
DHL とFedex も同じく、重量と容積重量で送料は計算されます。
容積重量計算式:容積重量(kg)=縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000(cm³/kg)
https://www.fedex.com/ja-jp/shipping/rates.html
国際送料の計算方法とは?
国際送料の計算方法は2種類あります。
・実重量:梱包を含む貨物の重量
・容積重量:貨物の容積6000cm3 あたり1kg として換算した重量
計算式は次の通りです。
縦(cm)×横(cm)×高さ(cm)÷6000(cm3/kg)になります。
この重量は「実重量か容積重量」の大きい方で送料に適用されるということです。
例えば、
大きさ60cm×35cm×40cmで実重量10kgのダンボールを配送するとします。
実重量:10kg
容積重量:60×35×40÷6000=15kg
この場合は容積重量が適用されます。
国際送料は上記の計算式を元に算出してみると良いです。
為替レートは現在21元。
EMSの料金表では15㎏になると送料は370元になっているので、
「(21㎏×370元)=7770円」
ということがわかりますね。
中国輸入の利益計算については下記の記事を参考にしてみてください。
↓↓↓
では、船便について見ていきましょう。
船便のメリット
航空便と比べて配送料金が半分近く変わるので、安定した在庫数(100個程度)を確保することができれば断然、船便がお勧めです。
中国輸入で利益を出すためには送料をどれだけ抑えられるかは最も重要な視点です。
送料を抑えることができれば利益が上がることは明白ですよね。
船便は航空便に比べれば日本への到着日数はかかりますが、その分、配送料が安くなる
ので、仕入れの幅も広がると言ったメリットが挙げられます。
(航空便で送ることができない商品を送れる)
航空便で送れない商品については(電池を使用する商品など)船便を使うことで問題なく輸送することができますし、また送料が安くなると言ったメリットがありますので、一石二鳥です。
船便のデメリット
船便で発送する場合、いくつか注意点があるので、お伝えします。
商品到着までに時間がかかります。
(目安としてはおおよそ3週間)
到着まで3週間前後、掛かるのでキャッシュフローが悪くなる傾向が高いと言えます。
船便を利用する場合は、最低限100個くらいの発注数があれば送料が安くなるというメリットがあります。
発注数が少ない場合、(100個以下)になると航空便のほうが安くなるので、扱う商材によって上手く使い分けることがお勧めです。
船便で安く送る方法
船便で安く商品を発送する場合は以下の方法をお勧めします。
・FCL(コンテナ)
・LCL(混載輸送)
FCL とは、「Full Container Load」の略で、コンテナを1つ貸し切って荷物を配送先ま
で送る方法となります。
しかし、コンテナ1つを借りて商品を発送するくらいの荷物量が必要です。
発注の際に仕入れ数が多い方は、送料をかなり安く抑えることができますので、使わな
い手はありません。
おおよそ(10-15日程度)で荷物が到着します。
コンテナのサイズを把握することで、どのくらいの荷物量を送ることができるのか目安に
なります。
(コンテナのサイズ)
20 フィートコンテナ: 2.3m(幅) x 5.7m(縦)x 2.4m(高さ)
40 フィートコンテナ: 2.3m(幅)x 12m(縦)x 2.4m(高さ)
40 フィートHC(ハイキューブ):2.3m(幅)x 12m(縦)x 2.7m(高さ)
下記のサイトで送料の料金表を確認できます。
https://troylines.com/ja/%E8%BC%B8%E5%87%BA/fcl-shipping-services/
LCL とは「Less than Container Load」の略で、混載便と呼ばれます。
複数の荷主の荷物をまとめて一つのコンテナに詰めます。
船で運び到着したあと、荷物の振り分けをおこない各配送先まで送る方法です。
LCL の場合は、先程のFCLと異なり荷物がコンテナの量に満たない場合でも船便を利用す
ることができます。
しかし、FCLよりは高く、また港で荷物を振り分ける手間があることからFCL よりも荷物
が到着するまで時間がかかってしまいます。
とはいえ、航空便よりは送料を安く抑えることができるのでお勧めです。
1㎥あたり、おおよそ800-1000元で送ることができます。
現時点での為替レートは21元なので16800~20000円くらいですね。
容積重量に直すと1kg当たり、4-5 元になります。
荷物が届くまで、おおよそ、20-30日程度かかります。
航空便のメリット
航空便は船便に比べ届くまでの早さが利用者にとってメリットと言えます。
中国→日本の場合は、5-10日程度で商品が到着することが多いです。
とは言え、実際に航空便を使っていますがイメージ通りに到着しないこともあります。
これは通関手続きなどがあるためです。
送料は船便の方が安くなるのですが、届くスピードの違いにより、在庫切れの問題やキャッシュフローなども考慮して航空便を選んだ方が良い場合もあります。
航空便のデメリット
船便に比べて国際送料が高くなる場合が多いです。(貨物や航路によっては航空輸送の
方が安くなるケースもあります。)
注意点としては航空便で送れない商品は、気圧の関係で破裂する危険性が高いため、液体やガス、電池などに関連する物なので覚えておきましょう。
(要点まとめ)
・スピード重視
最短で発送したいなら「航空輸送」
・安さを重視
とにかく安く運びたいなら「海上輸送」
しかし、僕の経験上では船便の場合、発注数が100個もない場合は、送料が逆に高くなるので航空便がお勧めです。代行業者にどちらが安く発送できるのか、問い合わせてみるのも良いかと思います。
このように「船便・航空便」はそれぞれメリット、デメリットがあるので、状況に合わせて使
い分けて利用することが良いでしょう。
国際送料を安くするために意識すること
・特約契約
特約契約とは運送会社と契約して、一般的な発送料金よりも安く発送してもらう契約をお
こなうことで、必然的に利益が高くなります。
ご自身で運送会社に見積もりを依頼して、交渉する必要があります。
お互いメリットがなければ契約を結んでくれないので、安くしてもらうかわりに毎月一
定以上の量を発注するなど、条件が必要になってきます。
中国輸入を始めたばかりの初心者は、いきなり多くの発注をすることは難しいと思うので、販売数が増えたタイミングで特約契約も検討してみるのも良いかと思います。(契約は法人でなくても可能です)
・FBA 直送で国内送料を節約
日本国内の送料については、中国の代行業者から日本の自宅へ送りFBAに発送すると日本国内での送料が余計に掛かります。
中国の代行会社からFBA倉庫へ直接発送依頼をすることで、送料を抑えることができます。
お勧めの代行業者については下記の記事を参考にどうぞ。
↓↓↓
まとめ
国際送料については船便よりも航空便の方が高くなりますが、とにかく最短で
かつ安全に輸送するには、航空輸送がお勧めです。
どうしても中国から商品を輸入するので販売するまでの待ちの時間が長くなりがちです。
その為、キャッシュフローをより意識した運用が重要になってきます。
スピード勝負の中国輸入では販売までの期間が遅くなればなるほどライバルも増えて販売機会を逃す原因になってきます。
輸送スピードが早ければより多くのチャンスを掴むことができますので、
ぜひ、今後の販売戦略のヒントとして活用していただければと思います。
利益を上げるには送料の節約など対策を加え、状況に応じて国際発送を上手く使いわけることが重要です。