Amazon簡易OEMのリサーチ手順では在庫追跡をして市場規模を確認する必要があります。
もう少しわかりやすく説明すると、「市場の売上がどのくらいなのか」、ということです。
なぜ、市場規模を確認しないといけないのでしょうか?
これは単純に参入する予定のカテゴリーがどのくらいの売上を占めているのか、
ということを把握しておかないと成果を出すことができないからです。
本記事でわかること
・在庫追跡の手順について
・在庫追跡の注意点
結論から申しますと、初心者は月間検索数3000~15000(月間売上20~50万円)くらいの市場を狙いましょう。
在庫追跡する目的とは
商品の在庫数を一定期間内毎日チェックすることを在庫追跡と言います。
目的は商品の売上規模を計測する為ですが、在庫追跡の対象となる商品ページはこれから参入する(月間売上20~50万円)出品候補となる同タイプの最も売れている商品を確認していきます。
リサーチの際、その市場に参入できるかの判断基準については下記の記事を参考にどうぞ。
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市場規模の確認方法
では実際にどのようにして月間検索数3000~15000(月間売上20~50万円)くらいの市場を探すことができるのでしょうか?
簡易OEMのリサーチでは、
ライバルの商品はどのくらいの個数が売れているのか?
月間売上はどのくらいなのか?
を計測する必要があります。
その為、中国輸入簡易OEMを実践する上で「セラースプライト」という有料ツールを使えば自動で市場規模を計測することができます。
とは言っても、簡易OEMを始めたばかりの初心者にとっては月間登録料が掛かるので毎月の出費が大きくなるのは困りますよね。
しかし、こちらのリサーチツールを使ったからと言って100%正確な数値を計測することはできないので参考程度に捉えておき正確な販売数を在庫追跡(手動)で確認して精度の高い発注ができるようにしましょう。
そこで、 できるだけコストをかけずに在庫追跡(市場規模)を手動で計測したい!
という人は、
競合となる在庫数の変動を一定期間(毎日)メモを取って確認するだけです。
ライバルの在庫数の確認方法は以下の手順です。
数量を選択してみると、こちらの在庫数は全部で13個というのがわかりますね。
続いて、下記の商品を確認してみます。
このように30個以上の在庫数を持っていても、表示されるのは30個までになっています。
1度30個全ての在庫をカートに入れましょう。
次に「カートに移動」をクリックして在庫数を「999」と入力して更新をかけるとトータルの在庫数が確認できました。
こちらのライバルの在庫数は「34個」というのがわかりますね。
例えば、
9月1日の在庫数が「34個」で、
9月11日に確認した場合、「4個」なら、
10日間で「1日に3個は売れている」ということが判断できます。
10日で30個売れているのがわかりますね。
・1日あたりの販売数:3個 ÷ 10日 = 約3個
・1ヶ月の販売数:3個 × 30日 = 約90個
販売価格が2980円と過程して1ヶ月に90個売れている場合、
1ヶ月の売上額:90個 × 2980円 = 268,200円
1ヶ月でおおよそ268,200万円の月間売上ということが判断できました。
在庫数を計測する際は必ず同じ時間帯(9:00時に確認した場合、翌日の9:00時)に確認しましょう。
そして、できるだけ毎日在庫数をチェックしてください。
なぜなら、正確な数値を測れない場合があるからです。
例えば、
9月9日に10個在庫補充したと過程すると、
10日間の販売数:34個 + 10個 - 4個 = 40個
・1日あたりの販売数:40個 ÷ 7日 = 5個
・1ヶ月分の販売数:5個 × 30日 = 約150個
・1ヶ月の売上額:150個 × 2980円 = 約447000円
このことから在庫数を毎日チェックしていないと10個在庫補充した場合、正確には40個販売しているところを30個と勘違いしてしまうケースがあるので、一定期間内は在庫追跡を毎日同じ時間に確認していきましょう。
では、毎日どのくらいの期間在庫追跡をおこなう必要があるのでしょうか?
最低限、1週間は計測するようにした方が良いです。
もちろん、在庫追跡をする期間は長ければ長いほど、精度の高い計測ができるのは間違いないでしょう。
在庫追跡の注意点
AmazonのFBAを利用していない自社発送のセラーさんは、在庫数を自由に調整することができるので、在庫追跡しても参考になりません。
必ず出荷元が「Amazon」になっていることを確認しましょう。
まとめ
在庫追跡をして市場規模を計測する手順について解説しました。
特別難しいものではなく誰でも簡単に取り組める方法になっていますので、ぜひ実践してみてください。