こんにちは。Amazonセラーのひゆんです。
僕はAmazonOEMを始めて5年目になりますが、初めて国内で化粧品のOEMを取り組んでみたので、
今回は、実際に製造・販売している美容サプリのOEM製造過程を、企画から販売まで実体験を元にステップバイステップで解説します。
国内でOEM製造した美容サプリ
Amazon内での市場調査から始めました。
まず、美容サプリでもコラーゲンやプラセンタ、ノコギリヤシなど様々なカテゴリーがあるので、その中で気になるカテゴリー毎に上位100商品を詳細にチェックしました。
こちらはコラーゲンサプリメントの売れ筋ランキングを例に挙げましたが1位に大手メーカーのDHCがいますが、ここで参入できないと判断せずに、最後は必ずコラーゲンサプリメントの関連するキーワードで検索して上位商品を確認することが大切です。
様々なキーワードを調べることで参入できるニッチな市場が見つかる場合があります。
このようにサプリに限らず上位に表示されている商品というのは売れる明確な共通点があります。
男性向けの美容サプリをキーワードで検索してリサーチしてみました。
美容サプリと言えば女性というイメージが強いですが、敢えて男性向けの美容サプリをリサーチしてみようと思いました。
美容に関心のある男性には非常に人気のある商品ですね。
美容に関心がある30-40代の男性向けをメインターゲットとしている商品が多く、パッケージデザインも洗練されているものが目立ちました。
まずは基本的な流れで売れ筋商品のレビューなど徹底的に分析したところ、セット販売やパッケージタイプ、瓶タイプなどそれぞれ売れている商品の特徴がわかりました。
ただ参入したい市場にブランド認知の高い大手メーカーが安価で販売してたら確実に負けますので視点をずらした戦略が必要です。
例えば差別化としては代表的な成分に加えて脂肪燃焼成分やライバルが入れてない成分を追加で配合したり成分を濃縮などオリジナリティを出して付加価値を付ければ参入できると判断しました。
上位の商品は月間で500個~800個近く売れています。
効果を実感できる十分な成分量を確保しながら、3,000円前後の価格帯に設定している商品が特に好調でした。
つまり販売した商品が順調に売れて上位に表示されると月間で500個以上は売れることが予想されるので、サプリのOEM製造のコストを調べなければいけません。
製造コストを最大限に抑えつつ利益を最大化できる価格設定を狙う。
といったポイントが重要になってきます。
実際に10社のメーカーに問い合わせしてみた
さて、ここからが本当の勝負でした。
最初は「メーカーってどうやって探すの?」という超初歩的なところから始まり…
片っ端からネットでメーカーを検索して、製造コストと最低発注数量はどのくらいなのか、
という内容をメールで送りました。
恐らく20社以上に連絡を取っていると思います。
実際のやりとりはこちら↓
このようにメールでやりとりしていきます。
サプリOEMで成功を掴むためには、まず最初に信頼できる工場選びが重要になってきます。
その中で、他社と比べて原価が安く発注の最低ロット数が1000個から製造可能ということだったので、
「この会社となら一緒に良い商品が作れそう!」 そんな確信が持てたんです。
ほとんどの製造会社では化粧品やサプリメントの最低ロット数は1500個や2000個からだったので手当たり次第にメーカーに連絡して良かったと思っています。
メーカー選びはかなり重要なので妥協せずに探していきましょう。
数あるOEM工場の中から、優良工場を見つけるためのポイントをいくつかお伝えしますね。
1. 実績と経験:
製造会社によって、得意な分野や専門とする分野があります。
美容サプリOEMでも同じように、どんなサプリを製造してきた実績があるのか、経験豊富な工場を選ぶことが大切です。
2. 品質管理体制:
品質トラブルがあってからは取り返しのつかない事になりかねないです。
GMP認定など、厳しい品質基準をクリアしている工場を選ぶことは、安心安全な商品を作る上で欠かせません。
これは、消費者の皆さんを守るだけでなく、ご自身の大切なブランドイメージを守る上でも、とても重要です。
3. 対応力:
製造会社によってはコストを最小限に削減できる方法や配合◎したほうが良い成分などこちらの要望に対して、最適なアドバイスをしてくれます。また柔軟かつ迅速に対応してくれますので安心して開発を進められます。
4. 価格:
もちろん、品質が良いことは大前提ですが、価格も重要なポイントです。
原価を上げてどれだけ良いものを作っても利益が出なかったら意味ないですからね。
品質と価格のバランスを考慮して、予算に合った工場を選びましょう。
複数の工場から見積もりをもらって比較してみるのもおすすめです。
僕も、いくつかの工場に見積もりをお願いして、その中で、長年の実績と高い品質管理体制を基に親身になって相談に乗ってくれる対応力の高さに満足して決めました。
成分にこだわりすぎては予算オーバーになる
オリジナル美容サプリを作るとなると、成分にはこだわりたくなりますよね!
特に、品質の高い成分や珍しい成分を使いたい気持ち、すごくよく分かります。
実際、僕のコンサル生さんからも、成分についての相談はとっても多いんです。
ただ闇雲に高級成分を詰め込んでも、本当に届けたい人に届かなかったり、価格が高すぎて手に取ってもらえなかったりしたら、もったいないですよね…
しかし、ただ闇雲に高価な成分を詰め込めば良いというものではありません。
実は「良い成分」=「高い成分」とは限らないんです。
本当に大切なのは、「誰に」「どんな価値を」届けたいか、という明確なコンセプトです。
例えば、
「ニキビやダイエットに悩む人に寄り添って、自信を取り戻せるサプリを届けたい!」
「毎日無理なく続けられる価格で、もっとたくさんの人を喜ばせたい!」
このように目標によって、成分へのこだわり方も変わってくると思いませんか?
もちろん、品質は絶対に妥協しちゃ駄目です。
成分を選ぶ時は、専門家の意見も参考にしながら、
この3つのポイントを意識してみてくださいね!
美容サプリOEMの製造工程の流れ
美容サプリの製造について、僕が実際に依頼した例をもとに、流れをわかりやすくご紹介しますね。
- 企画・開発
まずは、どんな美容サプリにしたいのか、顧客ニーズを把握してターゲットやコンセプト、配合する成分を決めていきます。中には、専門知識を持ったスタッフが企画段階から相談に乗ってくれるOEM工場もあるので心強いです。 - 原材料調達
高品質な原材料は、信頼できるサプライヤーからOEM工場が調達してくれます。安心して使える原材料は、工場との強い信頼関係のおかげで手に入るんですよ。 - 製造
いよいよ製造のスタート!粉を混ぜたり、錠剤を作ったり、コーティングをしたりと、さまざまな工程を経て製品が形になります。まずはサンプルを確認して良いものが出来上がってから本生産に移りましょう。
工場の設備や技術によって工程が変わることもあるので、事前に確認するのがおすすめです。 - 充填・包装
出来上がったサプリは、瓶や袋に詰められて、商品パッケージやラベルが貼られます。パッケージデザインは、消費者の目を惹く大事なポイントなので、しっかりとこだわっていきましょう。 - 検品・出荷
最後に、製品に問題がないかを厳しくチェック!こうして、テストをクリアした商品だけが出荷されていきます。
これが一例なので、サプリメントのタイプや工場によって違うこともあります。
美容サプリOEMでの成功の秘訣
最後に、僕が特に大事だと思う成功のポイントを3つお伝えします!
1.ターゲットを明確にする: 「どんな悩みを持つ人に、どんな効果を届けたいのか?」をはっきりさせることで、商品作りもマーケティングもぐっとやりやすくなります。
2.差別化を意識する: 多くの美容サプリの中で、他と違った魅力、「差別化」を打ち出すことはとても大切です。
独自の成分やコンセプト、権威性、パッケージデザインなど、オリジナリティを持たせましょう。
3.マーケティングに力を入れる: いくら素晴らしい商品でも、お客さんの目に留まらなければ売れません。しっかりと販売戦略を練ったり、広告を上手に活用したり、マーケティングにも力を入れてみてください!
まとめ
今回は、美容サプリOEMの製造工程について、僕の体験談を交えながらお話しました。
上手くOEM製造を利用すれば、リスクを抑えつつ、スピーディーにオリジナルの美容サプリを世に送り出せますよ!