中国輸入ビジネスをしていると、必ず不用品が発生します。
中国の商品は不良品が多いことを前提に捉えておくことで、対応準備を事前にしておくことができるのでトラブル防止に繋がります。
では、中国輸入ビジネスで必ず発生する不良品の予防と対応方法について解説していきたいと思います。
不良品を予防するためには
テストで仕入れる
中国輸入は、1商品の単価もとても安いので、サンプルを確認して品質に問題がなければテスト販売してみて売れ行きが良ければリピート仕入れをするということで不良品予防をすることができます。
商品を中国から輸入する場合、必ずと言っていいほど不良品が届いたりすることもあるので、予め同じ商品を取り扱っているショップ(複数)からサンプルを取るのも1つの方法です。
販売店舗の評価を見る
中国の商品はノーブランドでもオリジナル商品とコピー品がある場合があるのでコストダウンした商品をオリジナル商品と同じ商品と同じ写真を使用し販売する店もあるのです。
品質のよくないコピー品をそのまAmazonに納品すると日本の場合はクレームになることが考えられます。
商品レビューを確認する
例えば類似品など扱う場合、Amazon販売ページを参考にすると良いでしょう。
レビューが☆3.5以下で何件かある場合、商品の状態や不良品の実際の画像を掲載している購入者もいるのでチェックしてから仕入れるのがおすすめです。
不良品が多い商品とは
電化製品
LEDの商品などは、何日かの使用で作動しなくなったり、点灯しなくなったりするものが多くなります。
また、発送途中に商品が破損してしまうリスクが大きいのが電化製品のデメリットでもあります。
中国輸入をこれから取り組んでいく初心者さんは、
・壊れにくいもの
・軽いもの
・小さい
この3つのポイントを意識した商品を優先的にリサーチしていくで破損防止はもちろん、送料負担も抑えることが可能なのでお勧めです。
衣類系商品
衣類などのアパレル商品は、ボタンが取れてしまったり、ほつれがあったり不良品が多いのが現状です。
アパレル商品などを扱うときは、縫製の取り扱いに慣れた検品する代行業者を選んでおきましょう。
ほとんどの代行業者は無料で検品を取り組んでくれますが簡易なだけに細かな部分までチェックをおこなってくれません。
そのため、アパレル商品を取り扱っていく場合は不良品(ほつれや汚れ、破れ)などが多いので、有料検品を依頼することをお勧めします。
破損しやすい商品
先程お伝えしたとおり中国輸入は、不良品や破損を避けるため、(小さい・軽い・壊れにくい)商品を原則として対象にする考えがあります。
もし、ガラス製品などの壊れやすい商品を取り扱う場合は、梱包をきっちりとするような対策が必要になってきます。
汚れやすい商品
安い単価の商品の場合は、製造工程で汚れがついた状態で出荷されてしまうこともあるのです。
アリババショップの商品レビューとか、店舗の評価で確認してみることである程度判断することができるので仕入れのときには参考にしてください。
不用品は返品できるの?
不用品を万が一仕入れてしまった場合、仕入先により返品できるケースとできないケースがあります。
不用品であった場合でも、海外に発送しなくてはならないため、手間もかかります。
返品のときにかかる送料までも負担しなければなりません。
返品送料よりも商品よりも高額になってしまうこともあるため、大きな損失にならない限りは発送された商品の返品はあまり現実的ではないのです。
不良品を返品できない仕入れ業者は、仕入れ代金も戻らないので諦めるしかないでしょう。
ただ、不良品が届いた場合、商品の交換などは対応してくれることがほとんどなので、一度輸入代行業者に相談してみるのが良いでしょう。
中国輸入を取り組むうえで不良品は避けては通れないことですが前述したとおり不良品を仕入れないように事前に防ぐことも重要な点です。
不用品の仕入れを防ぐには
仕入先の評価をチェック
中国輸入の仕入れ先としては、タオバオ、アリババ、天猫などがあり、ショップごとで取引実績に基づく評価を閲覧することができます。
中国から商品を輸入する際、アリババという中国サイトから仕入れることが一般的に多いです。
評価が低いショップの場合、不良品が多い可能性が高いです。
そういうショップからの仕入れは避けるようにしてください。
実際に「アリババサイトで商品を発注してみたものの不良品が届いてしまった!」
なんてことにならないようにアリババサイトの使い方や優良ショップの見分け方について下記の記事を参考にしてみてください。
同じ価格で複数のショップが出品している商品の場合、評価が高いところから仕入れるようにしています。
評価を確認してから仕入れ先を選定するだけで不良品を避けることができます。
代行業者に開封検品を依頼
輸入代行者は商品の仕入れだけではなく、日本への発送前に目視で簡易検品も行ってくれます。
明らかに壊れたものや、注文書と違う見た目の商品は、基本的に検品時に省かれますが、箱を開けないと中身がわからない商品もあります。
その場合は有料になるのですが、開封検品の依頼を行う方が安全といえます。
それでも不良品を仕入れた場合は、ヤフオクやメルカリなどで販売するという方法もあるのです。
ヤフオクではジャンク品や不良品と記載することで販売することができます。
当然、金額も下がりますが、仕入れ分の金額は回収できる可能性は十分にあります。
メルカリで上手に商品を販売するコツについては下記の記事を参考にどうぞ。
まとめ
中国輸入で不良品を防ぐには事前準備と対策が最も重要な視点だということがおわかりいただけたでしょうか。
特に意識しておいて欲しい4つのポイントは、
・販売店舗の評価やレビュー
・サンプル確認で品質チェック
・有料検品を利用する
・壊れにくい商品(軽い・小さい・壊れにくい)
ということを前提に対象となる商品を選定してみてください。
ちなみに僕が初心者さんに推奨する商品カテゴリーはアパレル一択です。
アパレルなら上記の壊れにくい商品(軽い・小さい・壊れにくい)の条件を満たしているので、比較的取り組みやすいと言えます。
特にこれと言った難しい選定基準はないので、初心者さんでも直ぐに上記のポイントを抑えながら取り組むことができます。
ぜひチャレンジしてみてください。