こんにちは、ひゆんです。
今回は中国輸入における簡易OEMのやり方と注意点を解説します。
物販に興味がある方なら、「簡易OEM」という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
また簡易OEMが、どういったものなのか、どういう風にやっていくものなのか、とまでは、よく知らないという方も多いはずです。
今回は、そんな簡易OEMの手順についてご紹介していきたいと思います。
簡易OEMとは?
簡易OEMという言葉は、AmazonにおけるOEMビジネスから生まれた言葉です。
Amazonでお買い物をしたことがある方ならご存知かと思いますが、Amazonでは、一つの商品ページに対して、複数の出品者が出品できるシステムとなっています。
つまり、欲しい商品を検索してみた時に、同じ商品でもより安い価格の出品者を見つけることができるということです。
出品者側からしてみれば、競争相手が多い商品に対してはできるだけ価格を下げる価格競争が起こったり、カートボックスが取れないという問題が生まれます。
これらの問題の解決策として生まれたのが簡易OEMです。
出品する商品にブランドとしての『ロゴやタグ』を入れて商標権を取得することで、オリジナルの商品とすることができ、他の出品者との差別化を図ることを簡易OEMと言います。
この簡易OEMを実行することで、価格競争やカートボックスが取れないなどの問題を回避することができるのです。
簡易OEMでオリジナルブランドとして販売できる条件としてはカテゴリーによって、Amazonの規約があります。
以下のヘルプを参考にしていただければと思います。
↓
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/help.html?itemID=G2N3GKE5SGSHWYRZ
簡易OEMの流れ
それでは早速、簡易OEMの流れについてご紹介していきましょう。
・ブランド名とタグを作る
大まかな作成手順は以下の通りです。
・ブランド名を決める
・ブランドロゴの作成
・AIデータファイルを準備する
最初に取りかかる手順としては、まずはブランド名を決めて、紙タグを作成します。
そうすることで、スムーズに販売まで進むことができますので、優先的に取り組みましょう。
タグ作成の手順は、以下の記事を参考にどうぞ。
↓
・商品のリサーチ
次にすることは、どんな商品をOEMするかをリサーチすることです。
どのようにリサーチを行うかと言うと、
・Amazonの売れ筋ランキングから商品リサーチ
・セラースプライトを使って商品リサーチ
という方法があります。
この2つの方法のうち、初心者向けと言われているのがセラースプライトを使った商品リサーチです。
セラースプライトとは、Amazonで販売されている商品の販売数や売上額を調べることができるツールです。
このツールを使い、「検索ボリュームやレビュー数」、「売上額から絞り込み」をし、利益計算の結果、利益率30%以上見込める商品を選びます。
簡易OEMのリサーチ方法は以下の記事をシェアしますので、ぜひ参考にして下さい。
↓
オリジナル要素をどこに出すのか?
というと、その商品にどのように、オリジナルな部分を付け加えるのかを考えておきましょう。
ロゴだけではなく、タグやパッケージのデザインなどがあります。
また、1つの商品にセットとして付加価値を付けるという方法などもあります。
工場のリサーチ
その商品を仕入れるにあたり、どこの工場から仕入れるかを決めなければなりません。
↑ここ、かなり重要です。
中国から仕入れる場合、多くの工場が出品しているアリババというサイトを使ってリサーチすることができます。
特に中国では、同じ商品であっても複数の工場で生産されているということがよくあり、その中から自分の求める条件に合った工場を探す必要があります。
ちなみに、商品を個人で仕入れることができないので、代行業者に依頼して買い付けをおこないます。
代行業者は基本、工場リサーチなどはおこなってくれませんので、ご自身で探すしかありません。
工場を探す時のポイントとしては、
という点を、重要視しながら工場を探しましょう。
アリババで優良工場を探す手順は以下の記事を参考にして下さい。
↓
サンプルの発注、確認
いくつか工場の候補が決まったら、サンプルを取り寄せて品質を確認しましょう。
基本的に簡易OEMは、小ロット販売で取り組むことができます。
発注数も1〜3個から取り引きできますので、例え、サンプル品が粗悪品だった場合に、それほどリスクもありません。
中国語が得意なら、自分で交渉もできるかもしれませんが、そうでない場合は代行会社を通じて、サンプル品の取り寄せを依頼する流れになります。
そして、サンプル品が届いたらしっかりと、その商品が良いものかどうか確認しましょう。
中国品を販売していく上で、長期的に利益を上げていく為には品質が1番重要なので、覚えておいて下さい。
本発注をする
サンプルで品質の確認ができ、「ここの工場にする」ということが決まったら本発注をします。
この本発注もサンプル品の時と同じく、代行業者に依頼するという流れになります。
本発注もサンプル取り寄せも手順は同じです。
ここで発注する量ですが、1か月間で売れると見込んだ数の2倍、つまり2か月分の量を発注しておくことで、在庫切れすることなく追加発注する流れを作ることができます。
しかし、実際に販売してみないと、売れ行きは分からないです。
初回発注の目安としては、テスト販売なので、
・ブラック10個
・ホワイト10個
・グレー3個
・ピンク2個
このように、バリエーションがある場合、メインカラーは10個ずつとか、その他のカラーは売れ行きを確認するために少ない発注で様子を見ましょう。
目安としてお考えいただければと思います。
商品ページの作成
工場に商品を依頼し、手元に到着するまでに商品ページの作成をしておかなければなりません。
初心者がいきなり商品ページを作るのは難しいので、段階を踏みながらやっていくことがおすすめです。
1.商品ページの作成
2. 商品画像を用意する
3. デザイナーに画像作成を依頼をする
という流れになります。
初心者にとって難しいのは、商品写真の撮影や訴求力だと思います。
それらを担ってくれる人に、依頼するのも売れる商品ページを作るためには必要なことです。
クラウドワークスやスキル販売をしているサイトなどで、カメラマンやデザイナーを探しておきましょう。
また初めて、商品ページを作成する際、新規商品登録をする場合は『JANコードの申請』も忘れずに行ってください。
JANコードを取得する方法は、また別の記事でお伝えしていきます。
商品販売スタート、商標権の取得
工場から商品が届きFBAに納品されたら、ここに来て、やっと販売がスタートできます。
商標権の取得については、早ければ早い程、メリットは大きいですが、軌道に乗ってきてからでも遅くないと、個人的には思っています。
将来的には商標を取得することをお勧めしますが、必ず必要という訳ではないです。
しかし万が一、オリジナル商品として販売している商標を取得されてしまったら打ち返すことができません。
差別化する為には必要なことなので、1つの対策として考えておいてほしいです。
今回は簡易OEMの手順についてご紹介しました。
初めてだと難しいこともあるかと思いますが、場数を踏むことで売れる商品の作り方や、より効果的な宣伝の仕方が分かってくるかと思います。
物販をやってみたいなと思っている方は、今回ご紹介した方法を参考にして簡易OEMにチャレンジしてみてくださいね。
もし、簡易OEMの手順やリサーチ方法など詳しく知りたいという方は、僕が一緒になってサポートいたします。
では、本日の記事は以上になります。