こんにちは、ひゆんです。
ご自身が販売していく商品のブランド名を決める際、商標調査という言葉を良く聞くのではないでしょうか?
この記事では商標取得を出願する為に必要な調査の手順や費用を解説します。
では、さっそく内容を見ていきましょう。
商標調査とは
商標調査の目的は、次の2つが挙げられます。
・先行商標の権利を侵害してしまわないように事前に確認できる
・自社商標(ブランド)が登録できるか、リスクとなる先行商標と権利者を確認できる
よって第三者の登録商標と似たような名前がある商標は、登録が認められる可能性は極めて低くなる傾向があるのです。
商標調査では何をすれば良いか
・検索する商標の読み方を決める
まず、ご自身が商標を取得したい名前(文字商標)について似た商標がすでに取られていないか調べるときは、調査したい商標で確認していきます。
読み方が何パターンか存在する場合は、全て調べていきましょう。
自分の商標の読み方は当然知っているのが当たり前ですが、実は自分が思っているだけで、間違っている場合があります。
なぜなら、自分が商標を取得しようとしている読み方は1つとは限らないからです。
その全てのパターンの称呼で似た商標がないか調べる必要が出てきます。
例えば、
「Belles」という名前で商標調査するとしましょう。
「ベェルズ」や「ベェル」など、それぞれ読み方が存在しますね。
このようなケースでは、「ヴェルズ」と「ベェル」の2つの称呼で検索をする必要があるのです。
そのため、複雑な読み方をする英文などを取得する場合は1つのパターンとは限らないので、特に注意が必要です。
検索すべき称呼を間違ってしまったら、その後の商標取得の際に調査結果の判断がすべて間違ったものとなってしまうからです。
そうなると、例えばAmazonでブランドの知名度が上がりその名前で商標取得を出願しようとしたところ、最悪の場合、取得できない可能性も考えられます。
・似た商標(名前)がないか調べる
まず、Googleや販売先Amazonで検索して同じようなショップ名やブランド名がないか確認しましょう。
もし、Google検索やAmazonで、あなたの商標と似たものが出てきた場合は諦めましょう。
以下のような流れで調べると良いです。
①Googleで商標を取得する予定の名前を検索する。
(NGな事例)
Bellesという関連性の高い名前が出てきたので、恐らく商標調査で引っ掛かる可能性が高いですね。
続いて、LEAFで商標取得をする過程として検索した場合、検索結果の上から3番目に同じ名前の会社が表示されています。
よって、こちらの名前も商標取得ができないと判断できます。
では、「fuklot」という名前で検索してみました。
こちらの名前での会社名や商品名などが出てこないので、商標を取得できる可能性が高いですね。
商標調査の手順について
では、商標調査はどこですれば良いのか?
という疑問点を解決していきます。
似た商標がないかを確実に判断していくのですが、調査に用いるツールは、以下の2つから調べていきます。
・Toreru(トレル)
商標調査する同一、又は類似の商標が特許庁に既に登録されていないかを調べます。
①J-PlatPatの手順
J-PlatPat「商標」を選択し、検索欄に商標を取得したいブランド名を入力して、検索を押しましょう。
「商標」部分に結果が表示されますので「0件」であれば、問題はないです。
「J-PlatPat」サイトから調べていきましょう。
↓
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/s0100
②Toreru(トレル)の手順
次にToreru(トレル)下記のサイトから商標調査をしましょう。
「商標調査を依頼する」をクリックします。
アカウント作成をクリックして登録をおこないましょう。
アカウント作成が完了すると、下記の新規商標をクリックします。
下記の画面が出てくるので、「文字商標」を選び商標を取得する名前を入力して保存をします。
「商標を申し込む」をクリックしますと申し込みフォームへ進みます。
一番下までスクロールすると、見積金額が表示されています。
僕がトレルで商標調査をおこなった1年前は無料でしたが、現在は有料となっています。
商標調査をするには、どのくらいの費用がかかるのか、
調査をおこなうには(税込10780円)合計がかかってきます。
お支払いを完了すると、サポートセンターから商標取得が可能なのか判定が届きます。
正直、調査だけなのにそこそこ料金も高いですし無料許容範囲の結果で良いのでは?
と思うかもしれないですが、商標取得予定のブランド名を調査してもらわないと、販売してから商標を取得できないなどあるので、検索した結果だけでは絶対に判断しないほうが良いです。
最後に、ここまで調査をおこない商標が登録できそうなのか、あるいは使用すると商標権侵害となってしまうおそれがあるのかどうかを判断します。
まとめ
ご自身がこれから販売していくブランド名が決まれば商標調査をして、その商標のリスクを確認することが大切です。
1.ブランド名を決める4つの条件
・Google検索
・商標検索
・Amazon検索
・Toreru(トレル)
商標調査の方法によって精度もさまざまなので、条件に合った方法を選びましょう。
もし、自分1人では分からないことがあれば、下記のToreru公式ページからお問い合わせしてみるのも良いかと思います。
専門家に聞くのが1番安心できますし的確な回答が得られるので間違いないでしょう。
私、ひゆんが運営するコミュニティでは、主に中国輸入OEMに関する情報を発信していますが、今回のような商標取得の方法なども前面的にサポートしております。
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本記事がその参考になれば幸いです。