AmazonのFBAでは、お客さんから返品された場合に商品代金が補填されます。今回は、Amazonから商品代金が補填されているかどうかの確認方法と、されていない場合の対処法を解説します。出品者が損しないためにも、確認しておきましょう。
AmazonFBAでは代金が補填される!
Amazonでお客さんから商品を返品された場合、FBAを利用していればAmazonが返品商品の処理をおこないます。その際、返品理由がAmazon側に責任が伴うものであれば、返品された商品代金を全額補填してもらえます。
商品代金の補填対象になるのは、以下の3つです。
- Amazonフルフィルメントセンターでの作業中による破損
- Amazonフルフィルメントセンターで30日間行方がわからない商品
- Amazonが使用している配送業者が商品を破損・紛失
上記のように出品者側に問題がない場合は、代金が補填される可能性が高いです。購入者から「購入した商品と違う商品が届いた」「商品に破損があった」などの理由で返品された場合、補填される可能性が高いです。
代金が補填されているか確認するには
補填対象となっている場合、返品理由からAmazonが自動的に返金処理を行ってくれます。しかし、補填されずに放置されている可能性もあります。そのため返品商品があるのか、補填対象になるのかどうか確認しておきましょう。
返品理由の確認方法
Amazonの商品が返品された場合、Amazonから返品処理お知らせのメールが届きます。しかし、メールには返品理由は記載されていません。詳しい返品理由は、Amazonのセラーセントラルから確認できます。
- ログインし「レポート」内「フルフィルメント」をクリック
- 左タブの「商品の返品や交換」内「返品レポート」をクリック
- レポート期間を選び「レポートの生成」をクリック
- 一覧で商品状態・返品理由が確認できる
返品理由の中から、先に紹介した補填対象に当てはまる物は商品代金が補填される可能性が高いです。
補填金額の確認方法
Amazonの補填対象の商品代金が補填されているかどうかも、Amazonのセラーセントラルから確認できます。
- ログインし「レポート」内「ペイメント」をクリック
- トランザクションをクリック
- 「絞り込み」から「その他」をクリック
- 「トランザクション検索」に調べたい商品の注文番号を入力し「GO」クリック
- 表示画面に「その他」の項目があれば補填対象、右端に補填金額が表示
補填金額は全額補填されている場合と、一部補填されている場合があります。返品理由や状況によって異なるので、必ず金額は確認しておきましょう。
返品理由がAmazon側の責任となる商品にも関わらず、補填金額確認時に「その他」が表示されていない場合は補填されていません。放置しておくと対応が遅れてしまうので、返品メールがきたらすぐに確認しましょう。
AmazonFBAで補填されていなかった時の対処法
返品理由がAmazonFBAの補填対象になるにも関わらず補填されていない時は、テクニカルサポートに問い合わせて確認してみましょう。現時点で代金が補填されていなくても、補填してもらえる可能性があります。
問い合わせ時は、すぐに調査してもらえるように内容をまとめておくと安心です。
- 商品の注文番号
- 返品レポートの状態
- 返品から何日経過しているか
これらを事前にまとめておき、「補填対象になると思うが、まだ補填されていない」という旨を伝えましょう。Amazonの出品数は数え切れないほどあるため、見逃してしまい補填されていないものもたくさんあります。問い合わせることで、すぐに対応してもらえるかもしれません
ただし、補填対象かどうかの調査には日数を要します。すぐに回答が返ってくるとは限らないので、問い合わせは早めに行いましょう。
まとめ
今回はAmazonFBAで商品代金が補填された時の確認方法について解説しました。返品商品を放置している方は、ぜひ「補填対象になるのか」「無事補填されているか」を確認しましょう。支払ってもらえるはずの商品代金を放置していると、損をしてしまいますよ!